2017年06月02日
5,28K-ING-HOOST CUP試合レポート「ダニロ・ザノリニVSリー・ジャンギ」
STAND FIGHTING NETWORK K.ING and HOOST CUP NAGOYA
2017,5,28 名古屋国際会議場
5月28日、名古屋国際会議場イベントホールで「社会に認められる格闘技を」を旗印に活動を開始したキックボクシング振興会が音頭をとる新立ち技格闘技イベント「KING」が旗揚げした。
リングサイドには石井一・元国務大臣、日本体育大学の松波健四郎理事長、アジア太平洋経済環境研究所の川阪進治会長ら振興会のメンバーが勢ぞろい。アーネスト・ホーストや武蔵らとともに熱戦を見守った。
「キックボクシングを通じた国際交流」といううたい文句にも偽りはなく、この大会にはモンゴル、ブラジル、韓国から計8選手が来日。国際交流戦の名のもとに空手のように正面と相手に向かっての礼から始まる試合形式は新鮮に映った。
豪華な入場ゲートを設けるなど、会場演出にも抜かりはなかった。リングアナにはかつてメジャーイベントで活躍したボンバー森尾氏が9年ぶりに登場し、いつかどこかで聞いた張りのある美声で会場を盛り上げた。政界や学界からのサポートをとりつけたKINGは混迷する格闘技界に一石を投じるか。(文章・ライター布施鋼治)
<第11試合 KING国際交流戦 70Kg契約3分3R(延長1R)>
ダニロ・ザノリニ(ブラジリアンタイ/HOOST CUP日本ミドル級王者・ISKA世界Sウェルター級王者・RISEウェルター級王者・HEATミドル級王者)
VSタイフン・オズカン(オランダHOOST 推薦/SIAM GYMENFUSION/ENFUSION世界72,5Kg級王者・ENFUSION WORLD MAX 70Kgトーナメント優勝)
勝者:ダニロ・ザノリニ KO(1R2分6秒・右ストレート)*リーに1R1,21右フックでダウン1あり
当初の予定ではメインイベントには”ダビット・キリアを下した男”タイフン・オズカンが初来日する予定だったが、大会直前になってケガを理由に来日をキャンセル。オズカンの代役としてリー・ジャンギュー(韓国)が急遽来日し、ダニロ・ザノリニとKING国際交流戦で激突した。
1R開始早々、いきなりリーは猛突進。連打を浴びせるが、ダニロは冷静で右ハイキックで相手の動きを一瞬止める。リーも負けてはいない。パンチの4連打から左のカウンターのヒザ蹴りでダニロの足を一瞬止める。
しかし、その刹那、ダニロは左フックをクリーンヒットさせ、フォローの右で先制のダウンを奪う。なんとか立ち上がってきたリーだったが、もう一度右フックを浴びると万事休す。一瞬間を置いてから二度目のダウンを喫し、そのまま10カウントを聞いた。
1R2分6秒、ダニロは豪快なKO勝ちによってKING旗揚げ戦のメインを締めくくった。
カテゴリ:試合情報|日時:2017年06月02日17:11|
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