2017年06月05日
5,28KING-HOOST CUP「大和侑也VSオトゴンバートル」
STAND FIGHTING NETWORK K.ING and HOOST CUP NAGOYA
2017,5,28 名古屋国際会議場
5月28日、名古屋国際会議場イベントホールで「社会に認められる格闘技を」を旗印に活動を開始したキックボクシング振興会が音頭をとる新立ち技格闘技イベント「KING」が旗揚げした。
リングサイドには石井一・元国務大臣、日本体育大学の松波健四郎理事長、アジア太平洋経済環境研究所の川阪進治会長ら振興会のメンバーが勢ぞろい。アーネスト・ホーストや武蔵らとともに熱戦を見守った。
「キックボクシングを通じた国際交流」といううたい文句にも偽りはなく、この大会にはモンゴル、ブラジル、韓国から計8選手が来日。国際交流戦の名のもとに空手のように正面と相手に向かっての礼から始まる試合形式は新鮮に映った。
豪華な入場ゲートを設けるなど、会場演出にも抜かりはなかった。リングアナにはかつてメジャーイベントで活躍したボンバー森尾氏が9年ぶりに登場し、いつかどこかで聞いた張りのある美声で会場を盛り上げた。政界や学界からのサポートをとりつけたKINGは混迷する格闘技界に一石を投じるか。(文章・ライター布施鋼治)
<第7試合 KING国際交流戦 67Kg契約 3分3R(延長1R)>
大和侑也(大和ジム/元WBCムエタイ日本ウェルター級王者・元NJKFウェルター級王者)
VS オトゴンバートル(モンゴル/TEAM朝青龍/ZEV FIGHT NIGHT67Kg王者)
勝者:大和侑也 判定3:0(29:28)(30:29)(30:29)
チーム朝青龍の一番手はオトゴンバートル。かつて極真空手に専念していた頃は日本でファイトしたこともあるハードキッカーだ。モンゴルで開催されたトーナメントでは後ろ回し蹴りを必殺技にMVPといえる活躍を見せたことは記憶に新し。
案の定、オトゴンバートルは1Rから後ろ回し蹴りを積極的に放ち、何度か場内をどよめかせる。それでも、この蹴りを警戒していた侑也にはヒットしない。
2R、侑也が大きな破裂音とともに左ボディフックを打つと試合は大きく動いた。それから攻撃を加え続けると、オトゴンバートルのバランスが目立って崩れてきた。
続く3Rになっても侑也の攻勢は変わらない。オトゴンバートルはローやストレートを被弾し後退を余儀なくされたが、勝負を諦めることはなかった。
最終的に侑也が磐石の判定勝ちを収めたが、敗れたオトゴンバートルも粗削りながらポテンシャルの高さを感じさせた一戦だった。
カテゴリ:試合情報|日時:2017年06月05日23:18|
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