
2023年07月29日
グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA13 「松田龍聖 VS ニーロー・ソーブンメリット」レポート
2023.7.23
グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA13〜REBORN(再生)〜
名古屋国際会議場イベントホール
<53Kg契約3分3R延長1R>
松田龍聖(大原道場/HOOST CUP日本Sフライ級王者) VS ニーロー・ソーブンメリット(タイ国/MuayThaiSuperFight・ペッティンディープロモーション推薦/2020年タイ南部ソンクラー県ライトフライ級王者)
勝者:松田 判定3:0 (29:28)(30:28)(29:28)
「無敗のまま王者になった西の龍聖が再び打倒ムエタイに出陣」
デビュー以来無敗の快進撃を続け、今年3月の京都大会ではHOOST CUPでは長らく無敵だった王者・滉大を撃破し日本スーパーフライ級王座を奪取した″西の龍星″こと松田龍聖。それから4カ月、今夜は記念すべき戴冠後の第1戦を迎える。「長年王座を守り続けていた滉大選手に勝てるなんてすごすぎると周囲に驚かれました。勝因? スピードのある王者を上回るスピードをつける練習をしてきたからだと思います」
以前からホープとして期待されていた松田だが、昨年12月の名古屋大会で元ルンピニーのランカーだったタナデーを2Rに右フックで撃破したことをきっかけに一躍脚光を浴びるようになった。今夜はタナデー戦に続いてのタイ人を相手にした国際戦となるが抜かりはない。「ニーローはガツガツ前に出て打ち合ってくる印象がある。ムエタイファイターに負けない蹴りを練習してきたので、蹴り技に注目してほしい」
もっともニーローはムエタイと国際式ボクシングではタイでも最大手となるペッティンディプロモーション推薦の選手で、タイ国ソンクラー県ではライトフライ級王座を奪取したこともある実力派。王者として次なるステップに進みたい松田にとっては格好のハードルだ。「HOOST CUP王者としてRISEスーパーフライ級王者の大﨑(一貴)選手を倒して世界の舞台に打って出たい」 かつてHOOST CUPでは滉大が一貴と孔稀の大﨑兄弟と熾烈な勝負を繰り広げた記録が残っている。果たして西の龍星は持ち前の足腰の強さと動体視力を活かしたうえで、強豪ムエタイ戦士という高い壁を鮮やかに飛び越えることができるか。17歳の可能性は無限大だ。 (スポーツライター:布施鋼治) 序盤から、タナデー を倒した場面を彷彿させるように、スピードと手数で押し切る松田龍聖。ニーローはがっちりガードして、大きなクリーンヒットは許さないが、松田のスピードにやりくさをみせている。松田のコンビネーションでニーローのアゴをはねあげさせるが、ニーローも気が強くミドルを負けじと返す。ワンキャッチからの攻撃などムニーローのムエタイならではのインサイドワークも、
松田は冷静に捌く。1R終盤、刈るようなニーローの右ハイキックが松田を襲うが、松田はローキックのカウンターでこかせダメージを逃れる。2R以降も松田がときおりラッシュを仕掛けたたみかけるが、ニーローはしっかりガードしのいで
時折カウンターパンチを合わせる。あいかわらずクリーンヒットと手数で圧倒する松田だが、終盤、ニーローも反撃し激しい攻防が続いたところでタイムアップ、3:0フルマークの判定で松田の勝利となる。不慣れなルールにかかわらず対応力を見せたニーローの今後にも期待大である。

カテゴリ:試合情報|日時:2023年07月29日13:33|
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