
2023年07月29日
グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA13「ジャイロ楠 VS ミヤギン」レポート
2023.7.23
グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA13〜REBORN(再生)〜
名古屋国際会議場イベントホール
<ヘビー級3分3R(延長1R)>
ジャイロ楠(TeamJailo/HOOST CUP日本ヘビー級王者)VS ミヤギン(NJKF TeamBONDS)
勝者:ミヤギン K O2R2、48 右ローキック
2R ジャイロにローキックでダウン2あり
「ベテランヘビー級王者に試練
危険な1RKO男を迎え撃つ」
昨年12月の名古屋大会でマウンテンRYOGOから1Rにパンチの連打で立て続ける3度ダウンを奪いヘビー級王者となったジャイロ楠。その勢いで今年5月には東京で開催されたKICKBOXING WORLDCUPでアーネスト・ホースト推薦のブライアン・ドゥエス(オランダ)の右ローキックの前にKO負けを喫し、戴冠後の初戦で白星を飾ることができなかった。「やっぱり国内のヘビー級のローと比べたら、破壊力が全然違っていました。足のディフェンスの練習がちょっと足りなかった。その反省を活かし、ディフェンスの練習はもうやっています」
今夜は再起第1戦となるが、青コーナーから登場するミヤギンはまだ知名度こそないものの強敵だ。昨年7月HOOST CUP名古屋大会ではマツダ・ホネルを1RKOに葬った。直近と試合となる今年5月のMAX吉田戦も1RKOで勝ち名乗りを受けている。
「もともと(兵庫県姫路市にある)TEAM BONDSに筋トレ目的で入会。練習しているうちにキックのアマチュア大会に出場するようになりました。やっているうちにプロでも試合がしたいと思い、プロのリングを目指すようになりました」
しかも、過去の6勝のうち4勝は1RKOで仕留めている。それだけパンチ力には自信を持つが、ボクシング出身のジャイロは「パンチ力は自分の方が強い。経験も自分の方が豊富。ミヤギンはちょっと強いと思うけど、地元の名古屋で負けたくない。得意の右ボディか左フックで倒すよ」と宣言する。
どちらが勝つにせよ、危険な匂いしかしない。KO決着必至のヘビー級戦だ。(スポーツライター:布施鋼治)
ジャイロ楠は、左膝にサポーターを巻いた状態でリングイン、ミヤギンにはなみなみならぬ決意の表情がみられるー。
開始早々、強打を振りかざすジャイロ、冷静にフットワークとボディーワークでかわすミヤギン。
当たれば首がもげそうなジャイロの強打の空振りに会場がどよめく。2Rに入り、集中力をとぎらせず見切ったミヤギンが
強打を返す場面も見られ、タイミングが合い始めたローキックもヒット。たまらずダウンするジャイロ。立ち上がるが3回目のダウンでレフェリーがSTOPし、ミヤギンのKO勝利となり、また、ジャイロが保持するHOOST CUP日本ヘビー級タイトルをかけたダイレクトリマッチ が決定した。

カテゴリ:試合情報|日時:2023年07月29日13:35|
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