2017年12月02日
HOOST CUP日本バンタム級タイトルマッチ「KING強介VS鈴木真彦」レビュー
HOOST CUP KINGS OSAKA2 2017・11・26 エディオンアリーナ大阪第二競技場大会
<トリプルメインイベント第11試合HOOST CUP日本バンタム級タイトルマッチ3分3R(延長2R>
KING強介(王者/ロイヤルキングス/HOOST CUP日本バンタム級王者・MA日本バンタム級王者)
VS 鈴木真彦(挑戦者/山口道場/WBCムエタイ日本バンタム級統一王者・DEEP☆KICK55Kg王者)
勝者:鈴木真彦 判定3:0(30:28)(30:28)(30:28)
鈴木真彦がHOOST CUP日本バンタム級新王者
昨年、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われたHOOST CUP初代王者決定トーナメントで優勝し王者となったKING強介選手に、同じく関西が誇る軽量級のエース、WBCムエタイ統一バンタム級王者の鈴木真彦が挑戦者として挑む、多くの関係者が注目するHOOST CUP日本バンタム級タイトルマッチ。1R開始早々、いつも通りコーナーで四股踏みで気合十分に登場のKING強介。対する鈴木はリーチを生かしスピードの乗ったジャブ、右ロー、左ミドルで けん制し距離を測るが、KING強介が早々から挑発するように右クロス、右ローを叩き込む。触発されたかのように鈴木もペースを上げラウンド終盤に激しい打ち合いとなりゴングが鳴る。2R、先ほどの打ち合いで距離を合わせてきた鈴木の手数が増え、ワンツースリーからの左ボディーや、テンカオを合わせる。しかしKING強介も王者の意地で、振りが大きいながら度々強打をクリーンヒットさせ、シーソーゲームの打ち合いに会場がどよめく。振りが大きくなりKING強介がバランスを崩す場面が増え、リーチに勝る鈴木のクリーンヒットが目立つ印象。3R、鈴木がさらに前進し削り取るようなパンチの連打とテンカオで仕掛ける。やや疲れの見えたKING強介だが、形成を一気に逆転するかのような強打をヒットさせ、どちらが倒れてもおかしくない止まらない打ち合いに会場はさらにヒートアップ。終盤、鈴木のクリーンヒットが増え畳みかけるが、KINGが王者の意地で負けじと前進、精度の高い鈴木の連打の合間にカウンターで形勢逆転を狙う。打合いが止まぬまま最終ゴングが鳴る。2,3Rの攻勢点で、鈴木に軍配が上がり、新王者となる。チャンピオンカーニバルのトリにふさわしいハイレベルな激闘に来場のファン、関係者が賛辞を贈っていた名勝負となった一戦である。
カテゴリ:試合情報|日時:2017年12月02日00:26|
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