
2019年06月03日
グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA6 大会総評その1
2019,5,26
グループエスカラデーPRESENTS HOOST CUP KINGS NAGOYA6
名古屋国際会議場イベントホール
今大会、ISKA世界王者、大石駿介選手はじめタイトル保持者が11名参戦し、LEGENDであるアーネスト・ホースト氏、ピーター・アーツ氏、レイ・セフォー氏が自身のDNAを継ぐファイターや団体の垣根を超えたマッチメイクで大変反響の強い大会となりました。 チケット販売も10連休の影響か動きが遅く懸念されていましたが、指定席は完売し、会場には多くの方にご来場いただきご覧いただいた皆様からは今までと違った切り口の大会であると好評を頂きその様子は連日WEBサイトやSNSでも好評が相次ぎ、次回を待ち望む声が非常に多くやりがいのある大会でした。
そんな好評であった大会の総評を主催者からお伝えさせていただきます。

メインイベントの、ISKAムエタイ世界スーパーライト級王者、大石駿介選手とLEGEND DNAファイターはレイ・セフォー氏の愛弟子、ムエタイ世界4冠王のリー・コ―ベル氏の試合ですが、池泉発表をしたのちに関係者から非常に強豪で危険な相手であると聞かされて地元主催者である私も心配しながら見守っておりました。始まってみると、オランダ式キックのLEGENDであるラモン・デッカー氏に師事していた時期もあるというだけに回転の速いコンビネーションを繰り出すリー・コ―ベル選手でしたが、大石選手が、プレッシャーをかけてコーナーを背負わせ相手の得意技でもある左ボディーブローで初回KO勝ちという、メインイベントのふさわしい圧巻の試合でした。大石駿介選手の応援にかけつけた大応援団も非常に喜んでいました。OISHI-GYMさんは今回6人出場、弟弟子である大崎一貴選手の苦戦、小川翔選手、大崎孔稀選手の敗退というなかでプレッシャーも相当あったと思いますが、絵に描いたKO劇を見せられるのも彼の強さだと思います。
人間的にも評価すべき二人で、大石駿介選手は地元エースとして試合直前のしんどうなか多数のメディアへのプロモーション協力も頂き、ジム単位でもSNSなどで大会プロモーションを手伝ってくれるなど非常にありがたく、複数参加に際し責任感の強い由縁であると感心いたしました。 リー・コ―ベル選手は師匠のレイ・セフォー氏より一足はやく来日したのですが空港で一目見た時から紳士で物腰が柔らかく、イギリス国籍であることからも紳士の国から来たことがわかる方でした。試合後もかなり結果に残念がっていましたがすぐに切り替え勝者を称え、言葉の通じない我々にも気遣うなど、”騎士道”の国からきた侍だと思いました。

セミファイナルの、NAGOYAチャンピオンカーニバルにふさわしい対戦、HOOST CUP日本Sライト級王者、小川翔選手と、NKBライト級王者の高橋一眞選手の一戦ですが、麻原将平選手、山口侑馬選手と全国区の実力者王者を破り国内でも評価の高い小川翔選手と、KNOCK OUTでも活躍の高橋3兄弟、長男の高橋一眞選手の試合が決定してからメディア、SNSを通じて結果の行方が注目された一戦でしたが、イケイケファイトスタイルの高橋選手の攻撃を鉄壁の防御で守り、小川翔選手がじわじわと攻撃を蓄積する流れでしたが、最終ラウンド3Rに勝負をかけた高橋選手の肘がさく裂、ドクターチェックに思わず私もコーナーにて確認したところ、骨まで達する深さにでこれをもう一度続けても悪化するだけだというのがわかるほどの裂傷でした。当然「まだやります!」との小川翔選手でしたがドクターストップとなり高橋選手のTKO勝利となりましたが終盤まで押し切っていた小川翔選手の強さが光り、また一発逆転の集中力の高橋一眞選手のすごみが伝わる試合でした。


LEGENDピーター・アーツ会長のDNA ファイター、イリアス・ボカユア選手と、MA日本スーパーウェルター級王者の真樹親太朗選手のLEGEND DNAファイトの一戦ですが、前回12月名古屋大会ではHOOST CUP日本EXミドル級王者のチューチャイ選手に老獪なテクニックで間合いを外されての惜敗でしたが、今回はファイタータイプのMA王者、真樹親太郎選手と開始早々から激しい打ち合い、師匠譲りの激しい攻撃力で立て続けにダウンを奪ったイリアス選手の勝利でした。「これが俺の遺伝子をおった選手だ!」と選手とともに喜ぶピーター・アーツ会長が印象的でした。真樹親太郎選手の師匠、マキ・ピンサヤーム選手は攻撃をかわし技術で封じる作戦だったようですので、自身のファイトスタイルと、師匠のムエタイテクニックがバランスよく試合で発揮されるところが今後楽しみでもあります。

同じくLEGEND DNAファイトであり、HOOST CUP女子スーパーライト級王座決定戦である、”尾張の重戦車”溝口孝湖”選手と、LEGENDアーネスト・ホースト氏のDNAファイターであるWKU女子スーパーライト級王者、マーレーン・オクックス選手の一戦ですが、12月の再戦では溝口孝湖選手が判定勝利でしたが、今回はタイトルのかかった再戦とあり両選手ともに前回以上に技量を上げてきているのが、両選手の取材段階でもわかり、勝利の行方に私も興味がありました。ホースト氏も非常に燃えており、来日時の動きのチェックも気合が入っており、溝口選手再度も選手キャリア10年目にして初のタイトルマッチとあり地元応援団ともに練習、精神面も非常に燃えていました。さて試合は、初回から激しい打ち合いでしたが、溝口選手の圧力からか、マーレーン選手が横を向いてしまったところを溝口選手のメガトンパンチがさく裂、溝口選手の勝利、HOOST CUP女子スーパーライト級を奪取いたしました。

そしてHOOST CUP日本スーパーフライ級王座決定戦、大崎孔稀選手と滉大選手の一戦は国内軽量級頂上決戦と呼ばれる一戦でこの試合もまた業界で結果を待ち望む一戦でした。首都圏で国内強豪選手に勝利しシード登場の大崎孔稀選手に対し、滉大選手は、國本真義選手と2度にわたる選考試合から勝ち上がってきたのですが、大崎孔稀選手の方がプレッシャーをかけ精度の高い攻撃を叩き付け、滉大選手がしのいで回転の速い攻撃を返すというパターンで本戦は大崎孔稀選手ややゆうりの1:0のドロー、延長戦になりあせる大崎孔稀選手が単発になってきたところを数をあてた滉大選手の勝利でしたが、両選手のハイレベルな試合展開に会場内は固唾をのんで見守り、両選手が相変わらずの国内軽量級トップ選手であることを証明した一戦でした。

WMC王者にして昨年ムエタイタイトルマッチも経験した大崎一貴選手と、MA王者、KING剛選手の一戦ですが、
戦前の予想ではかなり大崎一貴選手に分があるといわれた試合でしたが、KING剛選手が智将ロイヤルキングスKING皇兵会長の作戦通りでしょうか大崎一貴選手のハードヒットを許さず、必ず強打を打ち終わりに返すという試合展開でこれも本戦ドロー、最後は振り絞るように強打でねじ伏せた大崎一貴選手の勝利でしたが心と技の限界までをご来場のファンにみせつけた試合でした。

そして復活劇を成し遂げた麻原将平選手ですが、対戦相手のファブリシオ・ザカリアス選手はROAD TO GROLYブラジル王者であり昨年はマキ・ピンサヤーム選手と接戦を演じた選手だけにかなり危険な相手でした。ヴァンダレイ・シウヴァ選手でおなじみのクリチバの選手ですが、ホースト氏とブラジルセミナーに帯同したところ、かなり技量の高い選手が多く驚いていると、オランダとの交流が深く、たびたび行き来して技術を学んでいるそうでした。麻原将平選手は昨年12月名古屋大会でのLEGEND DNAファイトでほぼ完封しかけたヴィトー・トファネリ選手に起死回生のバックスピンキックで敗退していているだけにオープニングセレモニーから気合十分、初回から圧倒し最後は飛び膝蹴りでKOというセンセーショナルは復活劇を見せ師匠、LEGEND武蔵氏とともに喜んでいました。麻原将平選手の今後のキャリアアップに期待がかかります。

続く
カテゴリ:試合情報|日時:2019年06月03日01:33|
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